こんにちは、D.D.A.の西戸です。
今日は質問でも多かった「BASIC」についてちょっと”真面目”に話してみようと思います。
いつも、真面目なんですけどね・・・ㅎㅎㅎㅎㅎㅎ
美容技術で「ベーシック」と聞くとどのようなことを思うでしょう。
カットでいったら、切り方・・・
カラーでいったら、塗り方・・・
パーマでいったら、巻き方・・・
シャンプーでいったら、洗い方。
〜の仕方、〜の方法をイメージする方も少なくないのではないでしょうか。
私はこの「〜の仕方」はもちろん必要なことだと思っております。
いわゆる基本の美容技術。
それでは、もしもとして考えてみましょう。
もし、全てのヘアスタイルの切り方を勉強したとします。
ヘアスタイルはほぼ無限です。同じ長さでもウエイトが違えばデザインも変わるので・・・・そして、顔も違えば十人十色です。
例えばベリーショート、ショート、ショートボブ、ボブ、ロブ、セミディー、ミディアム、ロング、スーパーロング・・・
これだけでも9種類。ここに前髪が有る、無し、段差が有る、無しとくると皆さんご想像の通り果てしないです。
おそらく、1000スタイルどころじゃないですね・・・。
一つのスタイルを勉強するのに1週間、1日1体ずつ切って練習したとすると月に4スタイル。これを12ヵ月で48。
1年休まず切って切って50スタイル。1000スタイルあるとすると約20年かかります。
私が思うベーシックは、「〜の仕方」ではなく一つは「原理」だと思っております。
その「原理」を応用してバランスを保ちながら、どのように組み合わせてデザインにするかが大切だと考えます。
美容でいうとこの「原理」は、GとL、リフティング、オーバーダイレクション、そして、セクションが原理です。
これらの原理を応用してヘアデザインを作ります。
では、どういうこと?というと、、、
言葉に例えて説明します。
あ、い、う、え、お、
か、き、く、け、こ、、、、
と50音がありますね。
「あ」は口を大きく開けて・・・
「い」は口を横に広げて・・・
「う」は口を窄めて・・・
と発音があります。
いわばこれはカットで言ったら「原理」ですね。
この原理を組み合わせると「き」+「れ」+「い」で、「きれい」になるわけです。
カットも同じく「横セクション」+「G」+「リフティング」のようになります。
数字で例えると
2+3=5
もし、3の部分が分からなかったら。
2+●=5ではなく5-2=3となるでしょう。
いわゆるこれが原理ですね。
方法論がたくさんあるっていうのが原理の面白さです。
D.D.A.では作り方ではなくベーシックデザインを使い原理の勉強をしていきます。
この原理こそ全てのデザインで必要になってくる基本、すなわち「BASIC」です。
原理を確実に取得することがヘアデザイナーとしても安心と自信に繋がります。
もちろん取得には時間がかかります。それだけ大切な(美容人生の基礎)ものなので・・・。
私自身もとても大切にしている考えです。
次回もよろしくお願いします^_^
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